きーくのダイアリー

ギャグセンスなど皆無です

若きドイツ製スター達の行く末

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 レコード大賞を取ったLiSAさんの炎という曲、つい最近まで「ほのお」って読んでました。「ほむら」が正しいんですね。すいませんでした。鬼滅の映画今日初めて見に行きました。滅茶苦茶面白かったです。

 

 そんなことより今朝起きてTwitter開いたらチェルサポvsブンデスファンが言い合っていたんですね。。その内容がヴェルナーとハヴァーツの事で。。。正直まーた言い合ってんのかよ...という感じなんですけど、1人のチェルシーファンであると同時にボルシアMG及びブンデスリーガのファンとして、伝えたいことは伝えたいと思ったので(当ブログの更新率を上げるために)ブログに残すことにしました。

 あとドイツ製という言葉をタイトルに使っていますが、リュディガーについてはほぼ全く触れません。

 

 

 

 

1.正直2人は活躍してるの??

  

 結局ヴェルナーとハヴァーツは活躍しているのか??っていう話なんですが、大活躍!!って訳じゃないんですけど、2人ともまずまずの活躍は残していると思います。ハヴァーツは1得点1アシストとまだ目に見える結果はまだまだであるものの、リーグカップではハットトリックをしするなど、繊細なボールタッチを筆頭にずば抜けた才能の片鱗は見せています。そしてヴェルナーもリーグ戦4得点4アシスト公式戦を含めると8得点をしており、RBライプツィヒという洗練されたハイプレスを仕掛けるチームから加入したこともあり、守備でも高い貢献度を示しています。

 しかし2人にはまだ満足していないのも事実です。移籍金が高額であったというのもありますが、それぞれの前所属のRBライプツィヒバイヤー・レヴァークーゼンでの活躍を見ていたので「いやいやもっとやれるだろ」というのが本音です。そういう面で個人的にはここから調子を上げてくれる、それに2人とも頭がいい選手なので次第に慣れていくだろうともいます。

 

2.じゃあ何がダメなのか?

 

 おそらくこの2人がここまで言われるようになったのは、チームの成績と同様に12月の成績がよろしくなかったからでしょう。致し方ないことなのですが、チームの調子が悪い時にスケープゴートにされる選手が出てくるのは必然です。そのスケープゴートが今はヴェルナーとハヴァーツなのです。ヴェルナーは出場した公式戦で10試合近く無得点、ハヴァ―ツは創造性溢れる持ち前のプレーが活かせていない。この現状だとサポーターの怒りが収まらないのは分かります。僕自身も試合中「ヴェルナーいい加減決めろや💢」と何回も言っていたので。

 では何故この2人のパフォーマンスが悪くなってしまっているのか?先にハヴァーツの方から述べると彼は11月途中にCOVID‐19に感染し、しばらく隔離期間が続いたのでまだコンディションが戻っていないのでしょう 。復帰後のインタビューではこのように語っています。(このインタビュー内では100%フィットしていると言っていますが、正直プレーを見る限りまだ感覚が戻ってないと思います…)

Kai Havertz: Chelsea winger says he was hit 'very hard' by Covid-19 - BBC Sport

  まあハヴァーツはコンディションが戻れば高パフォーマンスを発揮すると思っているので、悲観的になる必要はないと思います。

 さて今度はヴェルナーです。大半のチェルシーサポが言う通り、彼の場合起用法が大きな要因だと思います。ここ最近はWGで使われてばかりですが、ポジションをやたらと下げたりワイドに張って欲しい所で中央に構えて人員過多になったり、WGとしてのポジション取りが的確ではないのが問題だと思っています。更に彼は空いてるスペースへ持ち前のスピードを生かして突破するものの、プリシッチやハドソン=オドイの様にマークについてる選手をテクニックで剥がして仕掛けることは得意ではありません。それが如実に表れていると思ったシーンが、先日のアーセナル戦で相手のロストからフリーで受け取ってカウンターを掛け突破しようとしても、前にDFがいたことでコーナーフラッグの方へスライドして一対一を作られ突破できず、相手のボールにしてしまったのが数回あった所です。おそらくプリシッチがその場面に直面したら、得意の仕掛けで相手を抜き去っていたでしょう。

 これだけ見るとヴェルナーのWG起用は厳しいと思えるのですが、なぜ彼がWGで起用されているのかというと、チームの現状に理由があります。彼の本職のCFは他にエイブラハムとジルーが共に好調な半面、WGが今季から加入したジエフとプリシッチとハドソン=オドイの3人と人数が少ない上に、3人とも負傷しがちでありこの12月も3人がそろって離脱している期間もあったり、やむを得ず唯一WGにも回れるヴェルナーをWGで起用しなければいけない状態でした。

   しかし彼は純粋なWGではなく、ライン際の駆け引きと一瞬で相手を置き去りにするトップスピードが強みのCFです。そのためWGとしての動きやポジション取りに苦労をしている感じなのでしょう。

 

3.リーグレベルの差は関係ないけど、、、

 

 僕はプレミアの方が上だとかブンデスはマイナーといった主張をするつもりはありません。そのような議論は不毛でしかないですしそんなもの客観的なデータで表すのは不可能だと思うのですが、リーグ全体のスタイルに違いはあるとは思います。この意見は僕だけじゃなくて、ヴェルナーもハヴァ―ツも言及しています。

「プレミアリーグは予想以上にタフだった」ヴェルナーが新天地での苦悩を語る | Goal.com

 

ハヴァーツがプレミアとブンデスの違いを体感 「全員のレベルがとても高い」(超WORLDサッカー!) - Yahoo!ニュース

  個人的に感じた違いだと、ブンデスは強豪や中堅に関わらずDFラインを高めにとるチームが多いです。一方プレミアはポゼッション戦術を採用するマンシティなどを除き、多くのチーム(主に中堅)がラインを低くしてブロックを形成するという傾向にあります。その上球際やボディコンタクトの激しさというのはプレミアならではでもあると思います。2人はそういった所に驚いたのではないでしょうか。プレミアファンならニューカッスルやバーンリー辺りのチームと言えば思い浮かびやすいでしょう。

 あとこれはリーグの違いというよりチームの違いなのでしょうけど、ターボと称されるヴェルナーのトップスピードに周りのチームメイトがまだ合わせられてないといった印象もあります。なのでライプツィヒ時代にみせていたポウルセンやエンクンクらとの連携のようなシーンは多くないです。

 

4.じゃあどうしたらいい?

 

 ハヴァーツはフィットネスの状態と試合勘が回復するまで起用して待つ一方ヴェルナーは起用法から考え直す。特にヴェルナーはWGで起用するならポジショニングを徹底的に改善させなければなりません。それでも難しいなら起用するポジションやフォーメーションを考え直さなければなりません。でもヴェルナーを1トップで起用しても不安という声もあるでしょうが、そこにはそこまで不安視はしていません。数回1トップで起用されたましたが、彼がポストプレーをするというよりトップ下の選手がバイタルエリアに侵入しポストプレーをする代わりに、ヴェルナーはポジションを下げその落としを狙うというシーンが見られたました。このようにヴェルナーの動きや特性を生かして連携ができれば十分に輝くとおもいます。現にヴェルナーを1トップで起用した試合で彼は2点取ってますし。

   個人的にヴェルナーがお手本にすべきと思う選手は、レスター・シティ所属のジェイミー・ヴァーディだと思ってます。彼は試合中の組み立てに殆ど参加しません。しかし持ち前のスピードとライン際の駆け引きや的確なポジション取り故のパスを受ける上手さ、そして勝負強さと決定力を活かして、リーグ屈指のストライカーに上り詰めました。勿論ヴェルナーも同じように組み立てに参加するなとは言いません。ナーゲルスマンの師事によりポジションを下げながらパス繋ぐ意識も高くなりました。しかしその加えられた技術の為に、本来の持ち味を消してプレーする事を僕はあまり好まないです。(カンテのIH起用と同じ様に。)

 

 急いで作ったので文章構成も語彙もぐちゃぐちゃで申し訳ないんです...でも今回の話で僕が言いたかったのは、ヴェルナーとハヴァーツがぱっとしないのはブンデス出身だからとかいうつもりもないし、全部ランパードが悪いのではないという事です。勿論他リーグから来たばかりでまだ完全に順応してない事や、ランパードの起用サイクルなども一つの要因でしょう。しかしヴェルナーが決定機を尽く外すのはランパードのせいなのでしょうか?ハヴァーツの不調も全てはランパードに原因があるのでしょうか?2人の不調は殆どランパードが悪いと言われると、常日頃からチェルシーを見ているこちら側はいい気はしません。もしランパードが悪いチームが悪いと言うのでしたら、チェルシーの試合を全部見てから申して欲しいです。

 

5.最後に 

 

最後少し怒りっぽくなってしまいましたが、チェルサポもブンデスファンも2人の活躍見たいというのが本望です。なのでここではどっちが悪いという言い合いをするのではなく、辛抱強く見守っていきましょう。。。

 

以上

 

P.S. 2人の同郷のパイセンであるリュディガーの移籍先は随時募集中です。